「増毛」サービスの中にも、値段が高いのと安いのがあるけど、その「差」は何なのでしょうか?
例えば、編み込み式増毛でお馴染みの増毛メーカー「スヴェンソン」には、スタンダードなプランと、プレミアなプラン(ヘアラインプレミア)で、値段が倍以上も違います。アートネイチャーやアデランスでも同様の料金プランを設定しています。
増毛やかつらは、何によって値段や品質が決まるのでしょうか。
今回はその疑問にお答えします。
本記事の内容
- 増毛やかつらの価値は「つむじ」の品質で決める
- 髪質
- 生え際
- つむじ
- まとめ
なお、このサイトを運営している私は、
アートネイチャー歴 20年ほど。
大学生の時にローンを組んで増毛をして以来、オシャレをたしなみ、恋愛し、結婚し、子供が生まれ楽しく暮らしています。
ユーザー目線では「プロ」の私が、みなさんに増毛について、良かったこと、良くなかったこと、ありのままをお伝えしていきます。
増毛を検討しているみなさんにとって、お役に立ててればうれしいです。
増毛やかつらの価値は「つむじ」の品質で決める
増毛やかつらの品質は、いかに、「自然」で周囲の人に「ばれない」ことが求められますが、一般的に重要視されるのは「髪質」「生え際」「つむじ」になります。その中でも、私が最も重要と考えるのは、ズバリ「つむじ」になります。以下に順を追って説明します。
髪質
増毛やかつらの髪の毛は、大きく分けて、人毛と人工毛の2種類があります。一昔前は、人工毛の品質が悪く、縮れたり、切れたり、伸びたり、など耐久性に問題が多かったため、人毛が人気があり値段が高い時代がありました。しかし、ここ数年で技術が上がり、人工毛の品質が安定してきたため、人工毛が使われることが一般的になっているようです。各増毛メーカーでも人工毛を取り扱っていますが、その技術はどこも横並びと言って良く、髪質で差別化して値段を変えようとするプランは見られないですし、我々ユーザーも、そこまで髪質を過度に気にする必要もなくなってきました。
生え際
生え際は、自然でバレないことを求めるユーザーにとって、超重要な要素だと思いがちです。生え際を増毛する場合、少しでも自毛が残っているのであれば、編み込み式タイプやピンポイントに1本を4~8本に増やす結びつけ方式を選択できるのですが、シートタイプ状の製品を地肌に接着剤等で貼り付けて生え際を作る方式となります。技術的には素晴らしく、ぱっと見、自然でバレないのは間違いありません。ただし、マジマジとじっくり確認すれば貼り付けている箇所はわかりますし、メンテナンスを怠けると、貼り付け部が剥がれてくるので、個人的には、生え際については、「隠す」ことをおすすめします。生え際の前髪は自然な形で降ろし、オールバックなどの髪型は極力避けた方が良いと思います。たまに風が吹いて前髪がまくし上げられるその瞬間だけ見られてもバレなければ良いのです。そのように考えると、生え際は、ある意味「完璧をあきらめる」と考えるのも良いと思います。多少、品質が悪くても、そんなに生え際を見せない髪型をすることを前提にすれば、ここにそこまでの値段を掛ける必要はありません。
つむじ
実は、つむじは、増毛やかつらユーザーにとって、最もバレる危険にさらされている箇所になります。
・オフィスで席に座っている時に後ろから見られる
・満員電車で座っていると前に立っている人に見られる
など、生活や仕事の中で、つむじが「まじまじと」を見られてしまうケースは、意外と多いのです。
実際に、私も、電車の中で、よく「あ、この人、被っているな」と、見破ることがよくあります。
編み込み式タイプでもシートタイプでも、各メーカーのプランによって、「つむじ」の品質に決定的な違いが多く見られる傾向が多いです。
例えば、以下の画像は女性用ウイッグのようですが、つむじの地肌部分が見えないくらいに髪が密集しています。ちょっとしたオシャレ感覚のウィッグでしたら良いと思いますが、24時間装着する増毛製品としては不向きかと思います。自然な頭皮では、このように髪が密集することは無いので。
値段をケチると、増毛製品として上記のようなモノが出てくる可能性がありますので、「つむじ」については、しっかり増毛メーカーの担当に確認する必要があります。
最近は、技術も高くなっており、頭皮をしっかり作り込む製品が出てきており、積極的「見せる」製品が出てきています。このあたりは、各メーカーも差別化ポイントと捉えていて、料金プランに反映しているケースが多いです。
以下は、私が使っている某メーカーの製品のつむじ部分です(使い込んだものなので、結構ボロボロですが・・)。かなりズームアップしているので、よーくみるとメッシュ状のものが見えるので、あまり品質の高いものとは言えませんが、それでもバレる確率はほぼゼロに近いかと思います。最新の上物はさらにレベルが上がってきていて、見破られる可能性はゼロと言い切って良いでしょう。
まとめ
今回は、増毛やかつらの品質の「差」について記述しました。増毛製品は、ずばり「つむじ」を確認して商品選びをしていきましょう。